3月25日開催のシビックテックフォーラムに登壇します

ブライアンパークにて
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これまで行政主導で事業が行われる場合、リスクのある事業に対して資金提供をすることが難しかった。しかし、さまざま地域課題がでてきているなか、新たなチャレンジの背中を推したいと思うなか、SIB(ソーシャルインパクトボンド)は、これまでとは違い、リスクのある事業に対して資金が提供できる仕組みとして、いま少しづつ広がりつつあります。

民間の投資家がリスクをとり、事業者に対して資金を提供し、その事業によって効果が生まれた場合に行政が民間投資家に対して資金を提供するというもの。行政や投資家、それらを仲介する中間支援団体らによる官民連携の仕組みがSIBです。

こうした取り組みは、地域の課題に取り組むシビックテックやさまざまなローカルビジネスを展開する人たちにとって必要な資金調達の手段でもあります。こうしたSIBの考え方について、ファンドレイジング協会の鴨崎さんと一緒に、3月25日に開催されるCIVIC TECH FORUM で考えてみたいと思います。

最近、『日本のシビックエコノミー』を出版させてもらったことから、銀行や地域のためのビジネスを展開したいと考える事業者さんと二人三脚で新しい事業を興すお手伝いをさせてもらっています。コミュニティづくりから新たな市民参画をつくるための一つの仕組みとしてのSIB。こうした取り組みをきっかけに意義ある事業が広まる機会となってもらいたいものです。

個人的には、SIBはまさに地域密着のビジネスにぴったりの仕組み。だからこそ、資金提供を担う立場に、信用金庫・信用組合がもっと参加してもらいたいと思っています。

★参考記事
ソーシャル・インパクト・ボンドの本質的な価値とは?|ファンドレイジング・ジャーナル・オンライン – Fundraising Journal online http://jfra.jp/fundraisingjournal/374/
イベントレポート(配付資料付) 経済産業省主催「ソーシャル・インパクト・ボンド導入モデル事業報告会」 http://www.sib.k-three.org/blog/f2ec385ee51

イベント概要
CIVIC TECH FORUM 2017
日時
2017年3月25日(土)
10:00(9:30受付開始)〜21:00
会場
Nagatacho GRID 1F, 6F
https://grid.tokyo.jp/
料金
¥2,000(税込/昼軽食・懇親会費込)
定員
200人
主催
CIVIC TECH FORUM 2017 運営委員会
後援
経済産業省
お問い合わせ
info@civictechforum.jp

登壇するセッション詳細
テーマ:インパクトを生みだすためのこれからの社会システム
鴨崎貴泰(日本ファンドレイジング協会 事務局長)/インタビュアー:江口晋太朗
課題先進国日本において、課題解決を促進させるためには社会システムの面からも常に新しいチャレンジが必要です。
基調講演では「日本社会をインパクト志向に変革する」社会インパクトセンターのセンター長として活動をされる鴨崎氏に、社会的インパクトを生みだすための新しい社会システムについてお話を頂き、編集者 江口晋太朗氏にインタビューをして頂く事で深掘りをしていきたいと思います。ソーシャルインパクトボンド、社会インパクト投資、社会インパクト評価等の国内外の取り組みについて広く知るきっかけになって頂けると幸いです。