『Forbes Japan』特集「働き方のテクノロジー」で企画協力と記事執筆をしています

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3月25日発売の雑誌『Forbes Japan』にて、「中小企業の役員、大企業の社員がベンチャーで働いたらこうなった!」の記事を執筆しました。

内容は、ローンディールやクロスフィールズが行っている出向や留職プログラムの説明というよりは、実際に同プログラムを使って出向や派遣した人たちがどのような経緯でいたったか、現地での学びや戸惑い、プログラム後の変化や企業に対するフィードバックなどを中心とした「越境学習」体験の取材記事です。

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一般的に、サービスの紹介に終始しがちなところを、実体験をもって語ってもらうことと、こうした人材育成プログラムの多くが往々にして個人の学びで終わってしまい、個人としては良い経験をしたけど、結局その後に退職(or転職or独立)してしまって組織の学びになっていない、という考えに対する違った角度からの内容に仕上がっています。

個人の学びをいかに組織に共有し、組織全体の体質改善を図るかがポイントです。個人が活きる組織、そして外と内とが有機的につながりながら、チームや組織が活性化していくための潤滑油としてのプログラムだと思います。記事でも最後に締めていますが、「社員それぞれの能力や関心に応じた多様な経験をさせ、プログラム後の働き方の意識や振る舞いを変化させることで、イノベーションを生み出す体質へと企業を変容させることができる」はずです。

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また、今回の特集『「働き方」のテクノロジー』全体に関しても企画協力を行っています。さまざまな企業がテクノロジーを活用した生産性や効率化を図る事例についての調査や、課題別のITツール紹介でも普段の仕事でどのようなツールを使っているか、というコメントも寄せています。

働き方だけでなく、今の時代は自分たちの暮らし方や生き方も同時に考える必要があります。なぜ私たちは仕事するのか。仕事を通じて自身の幸福とどのように向き合っていくべきか。仕事をすることは目的ではありません。仕事を通じた自身のライフデザインに向けて取り組むべきです。

具体論や企業論理を軸とした働き方の議論だけでなく、私たちがどのような暮らしや生き方を描きたいと思っているのかについて考える場が必要かもしれません。