アントレプレナーシップの隠れた10つのコスト

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photo credit: Dell’s Official Flickr Page via photopin cc

ソーシャル・アントレプレナーが集う場所として、世界各地にHUBが存在する。今年の2月には、東京にもHUBがオープンし、新しい生態系ができることを期待すると同時に、僕自身も立ち上げ時に関わった身として、色んなサポートや支援をしていけたらと思っている。日本から世界に発信する起業家がたくさんでき、社会がちょっとでもいい方向に進むための場を作っていきたいと考えている。

ところで、AmsterdamHUBでは、4月6日から“60Days Challenge”がおこなわれるそう。ここでは、60日かけてビジネスモデルのブラッシュアップをしていくプログラムをおこなう。詳細はこちらから。

そのプログラムに際し、準備として60Days ChallengeのCo-DesignerのPatrick van der Pijl (Business Models Inc.)による、「アントレプレナーシップの隠れた10つのコスト」といった内容のエントリーをAmsterdamHUBのBlogに書いてあった。

起業することもそうだが、それを維持しながら発展させて行く時には、立ち上げた時には気づかない様々なことが待ち構えていることが多い。そうした、目に見えない「隠れたコスト」に関してのエントリーが何か参考になるかな、と思い翻訳してみようと思い、その記事を翻訳したものを掲載してみる。稚拙な翻訳かもしれないが勘弁してほしい。

また、翻訳に際しAmsterdamHUBに連絡をとり承諾をいただきました。素晴らしいエントリーと翻訳承諾を感謝します。


【原文】THE 10 HIDDEN COSTS OF ENTREPRENEURSHIP

「アントレプレナーシップの隠れたコスト」にあなたは気づいていますか。

立ち上げたばかりの起業家としてのあなたを想像してみてください。最終的に自分の会社を設立したいという野心をもち、今はそれをする準備に時間を割いている状態だ。インターネットで検索をし、会社を設立するひと通りのやり方も探したはずだ。同時に、ビジネスモデルを考え資金も用意し、いままさに準備は万端な状態だ。

似てる?そう、ほとんどの起業家は立ち上げの頃は同じような道筋をたどっている。私自身も5年前はそうだったのだから。私は新しいベンチャーに興奮していたが、そこにある「隠れたコスト」について気づいていなかったのだ。ところで何が「隠れたコスト」なのだろうか。

1.24時間7日間常に縛られる

例外なく、起業は常に気持ちを込めていかなければいけない。企業に勤めていた時は、キャリアアップについて考えたり次の休日をどう過ごそうか考えていたかもしれない。けれども、一人の起業家は気持ちを24時間一週間常に起業のことで意識を持たなくてはいけない。

クライアントはどうだろうか?支払いはすぐにされるだろうか?収入はどうだろうか?ビジネスはまだまだ遅いと感じる。戻りたいと思う?いいえ、心配はいりません。大丈夫、常に心配事だらけなのだから。

2.終わりなきウェブサイト

素敵なビジネスの名前を思いついたら、取得できるURLをすぐに手に入れよう。1000ドルを片手に学生を雇い、Wordpressでウェブサイトを一緒に作りあげよう。そう、そしてそれがスタートなのです。それで終わりじゃありません。ウェブサイトをもっと成長させるために日々管理をし、メンテナンスをしながら作り上げていかなければいけません。それはまるで子どものようなものです。成長には日々手をかけることが重要であり、注意が必要なのです。

3.(コア)ビジネスを見つけるのはけっこう時間がかかる

良いアイデアを持ち、素晴らしいコンセプトで、実行したいことを今すぐにでも市場に提供したいと考えている。しかしなぜ時間がかかるのだろうか?それは、すべてのクライアントが待っているという思い違いだだ。稀にそうした道を進む起業家はいなくはないが、大多数はそうではない。新しい起業は、少なくとも3年近くはかかるハードワークな旅である。それには、かなりの時間がかかる。あなたが提供できる価値を提案し続けなければいけない。同時にクライアントを見つけ、持続可能なビジネスモデルを構築する必要がある。

4.間違った投資

あなたの起業の旅は、毎日新しいチャンスの機会が巡ってくるだろう。その素晴らしい機会に対して、誘惑をしてくる投資も後を絶たない。多少の投資は必要であり、それはすぐに返すこともできるかもしれない。しかし、それは大いに間違っている。投資の機会はすぐには逃げない。それよりも、あなたのコアビジネスモデルにもっと固執することが大事だ。今でさえ、あなたはかなりの資産を投入し燃やし尽くしていることだろう。そのプロジェクトは、もっと長期的な視点をもって取り組まなければいけない。そう私は思う。

5.銀行におけるお金のギャップ

銀行を通じてお金を請求しようと思っても、銀行は閉まっている、ということはある。しかし、彼らが悪いわけじゃない。特に、あなたが大企業と働いているならばなおさらだ。大きい会社では、あなたが請求してから90日後になってやっと振り込まれる事が多い。事実、あなたが仕事で進めている案件の内、30から40%は進行中の作業だと計算することができる。これは、お金が銀行にある会社と、しばらく時間がたってから開始してからあなたの会社に資金を渡すことを意味するからです。

6.経営管理責任

ビジネスを作り上げるのが好きで、クライアントと一緒にビジネスを進めるのはとても好きだ。しかし、管理者責任のサインアップは未だしていない。それはあなたにとってあまり好きじゃないか、もしくは得意でない仕事だからかもしれない。けれども、経営管理は実際に会社を経営していく上ではかなり重要なことだ。また、それは多くのタスクがある仕事だ。eメールに対応したり、関係各位への連絡や電話の応対、請求書の受け渡しや帳簿の記入、決算報告書の作成など会社に関わるすべてのことに対応しなければいけない。事務作業は時間がかかる。けれども、それに対して時間を割かないと、あとでもっと時間が割くことになる。

7.休日

休日を取ることは、常に考慮すべきことだろう。起業したての最初はこう思うだろう。「自分の会社が大きくなるまで、この3年間は休みなんていらない!」、と。それが本当ならば、顧客はどう思うだろうか。彼らは休日に出かけるだろう。あなたが人を雇った場合、従業員には休日を取る権利がある。だから、あなたの経営プランにも休日を盛り込ませておくべきだ。

8.雇用と解雇

はい、最初の従業員が会議にいます!けど、今は私のビジネスから離れていきました!本当に気づくべき事は、一人の起業家ならば人を雇うことのリスクをきちんと持っておくべきだ。第一に、その人の履歴や仕事ができるかどうかは、あなたは分からない。第二に、ほとんどの人は誤解をしているがー最初の頃は、指示通りな働きをするとは保証していないのだ。仕事を真面目におこなうとは限らないのだ。そして、あなたはまだ探しだすことになるだろう。多くの人は、あなたが求める人物としてマッチすることは少ない。私は、解雇をすることが仕事の一部だと、そこで気づいたのだ。

9.あまりにも多いコーヒー

「はい、パトリック。まだ会ったことはないけど、リンクトインではつながってるね。私はあなたの仕事を気に入っている。ウェブサイトを見て、コンセプトにも共感してる。けれども、互いのビジネスでお互いが提供できる価値を高める手伝いができる。そのために、本当にパートナーとしていいかどうか、コーヒーでも飲みながら語りたい」。こうしたeメールに、あなたは敏感な意識をもって応えていかなければいけない。なぜから、往々にして社交辞令だったりするからだ。どうイニシアティブをもって対応するか考えなければいけない。これはあなたに対する警告をしてるつもりだ。パートナーは、紙面上ではよいものだと映るかもしれない。けれども、実際は何も効果はない。パートナーシップを組みたいと思っている相手は、パートナーではなく消費者を探しているのだ。彼らが消費者を求めているということは、とても悪い方向へ自分たちが道連れになる可能性がある。だからこそ、潜在的なクライアントになる可能性がある人とは常にコーヒーを飲み交わし、決してパートナーになりそうな人とはコーヒーを飲み交わしてはいけない。

10.税について

おっと。なぜ、いつも税の支払いをいつも予期できないのか?その予期できないことは、時間と同時にある一定のタイミングでやってくる。クライアントからの銀行への支払いが終わっていないのに、付加価値税や法人税をすでに払わなけばいけない。所得の約25%は税として支払わなければいけない。そう、25%なのだ。

私は、この60Dayプログラムの中で、こうした問題に対しての準備をするために書いてみた。私は、ただ単純にミスに気づいたわけじゃない。「起業家精神における隠れたコスト」は、起業を思い立ち始めたときよりも思ったよりも高いものであり、だからこそ、明確化しておく必要がある。起業における準備を怠ってはいけないだけではなく、よりよい決定とデザインと、よりよいビジネスを展開してもらいたいと思っているのだ。このリストに興味を持ってもらえることを私は願っています。ぜひ、あなたの考えを聞かせて欲しい。

Patrick van der Pijl (Business Models Inc.)


【原文】THE 10 HIDDEN COSTS OF ENTREPRENEURSHIP

起業に関しては、良い面がしばしばフォーカスされる中で、こうした起業における苦労や失敗、表面上では気づかない気づきや悩みなどを共有されることも、時には大事になってくるのだと思う。

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