2月20日発刊メトロミニッツNo 124の特集記事執筆に関わりました

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2月20日発刊のメトロミニッツの特集記事の執筆をしました。メトロミニッツは、東京都内の地下鉄内で配布されているフリーペーパーで、10万部以上も刷られている媒体です。毎回面白い特集やテーマをもとに作られており、フリーペーパーとしてのクオリティーも高いことで知られています。その特集ページの一部を、書かせていただきました。

今回のテーマは「まち、ひと、つなぐキーパーソン 東京コーディネーターズ」ということで、東京の街をフィールドに、人をつないだり企画をつくり、地域への取り組みやや様々な社会問題などに対して活動をしている人たちを紹介しています。誰もが情報発信できる時代だからこそ、人を集め、巻き込み、企画をし、コンセプトを考え実行していく、まさに“編集”的な視点をもった行動をしていくことの大事さや、意識すべきポイントなどがまとまっています。

“何か”と“何か”を掛けあわせて新しい価値を生み出す。

もはや、こうした意識は誰しもが持つべきものだと思います。既存の問題点や課題を導き出し、常にトライ・アンド・エラーで実践していく。そうした現場にもとづいた行動をできる人が少しでも増えていくといいなと思います。

今回、この特集に関わることになったのは、友人からの紹介で制作会社のASOBOTの方をご紹介いただいたのですが、元々ASOBOTの方は以前ヒマナイヌに在席していたときに知り合った方が担当者として関わっており、数年ぶりに再会しつつ仕事でご一緒する、という関係だったりします。

当時は、いつか一緒に仕事をするとは思っていなかったのが、ひょんな事がきっかけで仕事になるものだな、と感じます。どこで誰とどう仕事になるか分からないからこそ、人との出会いの一つ一つを大切にし、今一緒でなくても将来のいつかで一緒に仕事をするかもしれない。そうなったときに大事なのは、もちろんその人が何をできるかや何をしているかも大事ですが、一番重要なのはその人の人間性や日頃からどういった考えをもって活動しているかです。だからこそ、人と会ったときには今その瞬間に何をしているのかだけではなく、「何故それをやっているのか」といった哲学なり思想的なものをできるだけ聞くようにしています。その人の奥底にある考えを知れることから、何かのきっかけや企画があった時にあの人ならなんとかしてくれるだろう、あの人なら何かヒントを持っているかもしれない、という考えになれます。そのためにも、日頃からのコミュニケーションを通じ、相手の考えを伺う努力をしていくことが大事だと感じます。

今回のメトロミニッツの特集記事の企画考案の段階から担当の方とも話をさせてもらい、企画の切り口やどういった内容がいいか、アイデアをだせていただきました。こうして準備から取材、執筆、そして発刊と関わるたびに、企画が終わりを迎えたときの達成感も生まれます。ウェブと違い紙は締め切りや直しがきかないもの。実際に形になるからこその大変さもあるからこそ、ウェブと紙の違いも痛感します。媒体に応じて仕事の仕方やコミュニケーションの仕方、最後に落としこむまでのフローなどを意識しながら、仕事をする必要性があります。

ところで、こうしたフリーペーパーが東京だけで配られていてももったいなとたまに思いまます。地方にいる人にもっと東京でこうした面白い特集やイベントなどがあることを知ってもらいたいし、逆に、自分が例えば京都に行ったときには、現地で配られているフリーペーパーなどをできるだけ手にとって読むようにしています。ローカルのことはローカルに聞くことが一番なように、その場所独特な情報はやはりそうした媒体を通じてでないと得られません。

生の情報をそれらを発信する媒体、そして発刊物などを通じて手に取って読んでもらう。ウェブに必ずしも上がらない情報も多いからこそ、実際に情報を手に取ることの大切さがある。なにか、地域と地域をつなぎながら、フリーペーパー同士を交換したり、いろんなフリーペーパーを集めつつ、そこでキュレーションしながら面白いローカルの情報をアグリゲートするような媒体なり場所なりがあったらいいな、とふと考えました。

どこか、できそうなことがあれば、実践してみたいな、と思います。

メトロミニッツは、毎度のことですが発刊してすぐになくなってしまうので、見つけた人はぜひ手に取って読んでみてください。

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