節目と老い

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節目というものは大事なもので。いまや、常時SNSでつながっているような人たちが多いなか、毎日は終わりなき日常として続いていくけれども、それでもなにか節目をきっかけに人は変わったり人生を豊かにしたりすることがあるように思える。

だからこそ、昨日会った友人と「良いお年を」と交わし、その翌日には「あおけましておめでとう」と交わす。日々の暮らしのなかのちょっとした儀礼を大事にすることによって、自分のそれまでを振り返ったり、これからを考えたりする契機となる。

ついつい、だらだらと同じような日が続いているように思えて、人は少しづつ変わっている。日を重ね、年を経ることのいかに自覚的にしていくか。そう、私たちは日々「老い」ているのだから。だからこそ、節目と「老い」に向き合うことが大切なんだろう。